2007年12月15日(土曜日)

バカドリル

自分が大切に思っている人(例えば愛人例えば友人例えば家族)が一人死ぬ。
自分には関係ない人が一万人死ぬ。


どちらか選べと言うならば。


僕は間違なく後者だ。
悲しむ人の多さを考えれば、被害の大きさを考えれば、前者が圧倒的に少ないが…
そんなことは関係ない。

恐らく、僕以外のほとんどの人も、後者を選ぶだろう。
いや、悩む素振りはみせるかもしれない。でも心の中では決まっているはず。

要は他人事。
つまりはそういうこと。




薬害肝炎訴訟で、補償をする人を限定するとの和解案。
まぁ、そんなところだろうよ。と僕は思った。
被害者がいくら命の重さについて語ったところで、所詮、奴等にとっては他人事でしかない。
つまりはそういうこと。







ある日。
本屋で平置きにされていたバカドリルなる本を発見。
立ち読んでみた。くだらな過ぎて笑えた本だった。
そしてバカドリルのすぐ隣りに置いてあった本。
タイトルは覚えていないが、障害者の子どもが頑張ってますよー、みたいな本。
パラパラと立ち読んでみたものの、感動的で泣けるみたいな内容だった。
ていうか、こんな対照的な本を並べて平置く、店の壊滅的センスに無意味に感動した。


…。

もしどっちか買え。と言われたら、僕はバカドリルを買うのかもしれない。
僕は障害や病気で苦しんでいる人の葛藤を描く、本やドラマや24時間テレビが嫌いなんだ。
なんかあんまり頑張っていない自分を、責められているような気がして。

そして、究極的には『関係ない』とどこかで思ってしまう。


そんなとき、
ああ…自分もやっぱり、薬害肝炎の被害者を救おうとしない、下種な国の連中と同じ穴のムジナなんだなぁ…
と思った。


日記

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