莫逆の友、その1
莫逆と書いて、バクゲキまたはバクギャクと読む。
花の慶次ではバクギャクですね。
なんども読むとなぜかキャバクラに聞こえないでもないから不思議。
意味はですね、意気投合して極めて親密な間柄。
「心に逆らうこと莫(な)し」BY荘子(大宗師)
だそうです。ようするに仲良しさんってことですね。
慶次の莫逆の友は奥村助右衛門だけど、俺の莫逆といえばやっぱし「守山アニキ氏」かな。
アニキ氏と最初に出会ったのは今から14年ほど前。
俺はハタチの小僧でした。
場所は仙川の雀荘。
アニキはその雀荘のヌシみたいな存在でした。
ガン牌も・・・おっと、この話しはヤメとこう。
俺は新規の客だったから、わりとおとなしくしていたんですよ。
なのにやたら話しかけてくるオッサンがいた。それがアニキ。
(なんだよ、このオッサン。なれなれしいな。)
ってのが俺の第一印象で、アニキはと言えば
(なんだよ、コイツ。暗いなぁ。アブナイやつか?)
ってのが第一印象だったそうです。
でも、なぜか会話するようになった。で、二人ともパチンコをすることが発覚。
んでまあ、なんとなく意気投合したわけですね。
それから何ヶ月か一緒に打ったりもした。アニキは生活態度がマジメだったから
そうとう勝っていましたよ。俺は若くて、世の中ナメているところもあったから
あんまり真面目じゃなくて(ちょっと後悔している)、稼ぎの波が荒かったですね。
だんだんと別の店で打つことが多くなっていった。
二人とも研究熱心で(パチンコに対して)、当時にしてはかなりのツワモノだったから
「喰い合い」を避ける意味で別の店で打つことになっていきました。
当時は打ち手のレベルが今ほど高くなくて、甘い店なんて探せばいくらでもありましたから。
3万は当たり前。5万円の台が2か月据え置きで放置とか平気であった。
アニキは止め打ちネタみたいのが好きだったし、俺は今でもあんまり好きじゃないから
パチンコに対する考え方のベクトルは微妙に違うんですよ。
まあ、根本的なところはほぼ一緒なんだけど。
数年後。
俺がいろいろあって実家に戻ることになった時も、なぜかアニキは同じ地域に引っ越して
いた。かなり距離が離れた全然別の街だったから、奇遇というしかない。
「着いてくんなよ」とかアニキは言っていたけど、俺的には
「実家なんだから仕方ないじゃないか。」ですよ。
むしろなんでアンタがいるの?です。
で、この地域でもまた、食い合いしないように別の店で打つことがほとんどでしたね。
まあ、アニキが先にこの地域にいたし、最初のころちょっとお世話になってしまったこと
があったので俺は実家にいた1年半ほど、だいぶ遠慮してました。
長いね。アニキとの付き合いは長いだけに話はまだまだ続く。
かなり省略しているんだけど、それでもこんなにある。
今日はここまでってことで。


