2007年6月5日(火曜日)

居酒屋ハーモニー

 稼働終了後、半年以上行っていなかった近所の居酒屋に一人で入った。
 
 その店は、威勢の良いおっさんが一人でやっている小さいお店で、
半年以上前にやまちゃんとフナとイナちゃんの4人で来たのが最後だった。 

 なにせ久しぶりなんで、たぶんマスターは俺の顔を忘れていた。
 そしてその事が本日に限り都合が良かった。
 考え事がしたかったからだ。
 座って、生ビールとイカの塩辛を注文し、読書の体勢に入る俺。
 いつもだったら、もっとフランクにいきずりの客との会話を楽しむ
俺なんだけど、たまにこういうふうに一人でいたい時もあるんです。
 
 キャパ15人ほどの店内に先客は5人。
 推定40歳前後の男性3人と30代半ばとおぼしき女性が2人。
 皆さん常連さんどうしかお知り合いのようで、TVを見ながら
皆で会話を楽しんでおられた。俺は次第に本の内容よりそんな様子を
聞く方が楽しくなっていった。

 これがまた楽しそうなんだけどクダラナイ話しばっかりなんですわ。
 スパイダーマンは今回の3より2の方が面白かったとか、なんで大臣が
自殺しなきゃいけないのかとか。もうTVのまんま。

 TVは茨城の29歳のネイリストの女性が亡くなった事件の話題になる。
 もし殺人であれば、客観的に見て婚約者の39歳美容師男性が相当怪しい
んじゃないかという話しの方向性になってくる。
 5人の意見はけっこうまとまっているように思えた。
 思わず俺も話しに参加してクダを巻きたくなってくる。
 「ちょっとTVに躍らされすぎなんじゃないですか」と言いたくなる。
 でも、下を向いて読書していると隔離されている感じで、心地よくも
あり、寂しくも感じる。いつもと違う事をしていると不思議な感じがするもんだ。

 TVがハニカミ王子とハンカチ王子の話しに移るととたんに、
5人がバラバラになった。
 男性陣が、
 「ハニカミ王子はゴルフがウマイなあ、信じられん」とか
 「ハンカチ君、一回ボコボコに打たれないかなあ、顔が良すぎるよ」とかで団結。
 女性陣は、
 「ハニカミ君ってなんか母性本能をくすぐるわよね」とか
 「ゆうちゃん(ハンカチ君)は顔が良いわね」とかでやはり意気投合。
 男性陣がプレーに注目するのに対して、女性陣はそれ以外のところを細かくみている
のがハタで見ていて興味深かった。俺もほぼ男性陣と一緒の意見だし、やっぱり俺は
オトコの子なんだなあと思った。まあ、ハンカチ君が打たれれば良いとは思わないけど。
 
 とにかくクダラナイというか、生きていく上でまったく役にたたないような内容
だったんだけど、いつもの自分を客観的に見れた気がした夜だったんです。
 ああ、俺はいつもこんな感じでクダを巻いているんだ。みたいな。
 そして皆はけっこうTVに影響を受けているんだなあと。  

 
 結局俺は彼らの話しに加わる事なく帰宅した。

 なんか勉強になったというか有意義な気がした。
 たまにはこういう呑み方も面白いな。そう思った夜でした。

 さ、明日も頑張ろう。
 
   


日記

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