囲碁嬢3
囲碁嬢2の続き。
囲碁嬢の家は信じられないほどの豪邸だった。
かなりの都心にあって、立派な門構えで、土地も庭も広く、4階建て。
もうこれだけで俺、完全にビビっちゃった。見た事ないもん、こんな家。
確かに、これだけ恵まれた生活をしていれば欲もなくなるのかも知れない。
囲碁嬢がどことなく上品なわけがわかった。
こんな人たちがパチ&スロをやるのかよ!何が目的だ!って言いたくもなってくる。
世の中変わった人もいるもんだ。
が、お手伝いさんに通された部屋には笑ってしまった。
倉庫みたいな部屋でさ。パチ&スロの本がアホ見たく沢山あるの。
本当に夫婦揃ってパチ&スロが好きなんだなあって思った。
酔っ払った俺は、プロをつかまえて、
「囲碁を教えてくれ」とせがんだ。まったく我ながらずうずうしい。
ちなみに俺は囲碁のいの字も知らない。正直、五目並べすらあやうい。
囲碁嬢が教えてくれた。
囲碁嬢は「囲碁インストラクター」という肩書きで、その名の通り囲碁を教える
事を生業としているらしい。けっこう売れているそうで、週末などは、子供や
老人を相手に囲碁を教えるために地方に行く事が多いという。
俺はかなり呑んでいたのでほとんど理解出来なかったけど、どうやら囲碁というのは
陣地取り合戦らしいという事だけわかった。
翌朝、お手伝いさんに起こされた。お手伝いさんといっても、中学生くらいの女の子
で、プロ棋士になるために住み込みで修行しているとの事だった。
プロを目指すなんて、よほど頭の良い娘なんだろうと思った。
将棋の谷川名人が、「アニキは頭が悪いから東大へ行った」
という言葉を残すくらいだから。囲碁にしろ将棋にしろプロを目指すのは凄い事なのだ。
もちろん、ここでいう東大は最高学府の東京大学で、東経大の事ではない。
被害妄想かも知れないが、完全に蔑んだ目で見られたのが印象に残った。
「この酔っ払いが」と言いたそうな目を今でも忘れることが出来ない。
でも、朝メシはウマかった。ごちそうさまでした。
囲碁嬢とはその後何度か連絡を取ったが、今では音信不通。
最後に連絡を取ったのは、俺がTVチャンピオンで優勝した時。
「俺、出てるから観てよ」って(笑)結果知っているクセに。
変な意味はなく、何年かブリに連絡を取ってみたくなった。
俺が引っ越したので、家が近所になったことだしね。
懐かしいし、旦那プロの近況も知りたいし。皆で飲みたいし(結局これか)
よし、今度電話してみようっと。
あーあ、俺ナニやってんだろ。こんな長編ブログ書くヒマがあったら原稿を書けば
良いのに。なんか読書していたら猛烈に書きたくなっちゃったんだよね。
さて、最後に告知です。
明後日、5月18日(金)にイベント仕事をします。
千葉県松戸市、楽園松戸店にて、だしまっせなるイベントをやります。
相方はリスキー長谷川先輩です。
聞くところによると相当な人気店との事。
お近くの方は是非お早めにお越し下さいませ。稼働が凄いみたいなんで。
俺たちは18時過ぎまでいると思います。


