2007年5月17日(木曜日)

囲碁嬢3

 囲碁嬢2の続き。

 囲碁嬢の家は信じられないほどの豪邸だった。

 かなりの都心にあって、立派な門構えで、土地も庭も広く、4階建て。

 もうこれだけで俺、完全にビビっちゃった。見た事ないもん、こんな家。
 確かに、これだけ恵まれた生活をしていれば欲もなくなるのかも知れない。
 囲碁嬢がどことなく上品なわけがわかった。

 こんな人たちがパチ&スロをやるのかよ!何が目的だ!って言いたくもなってくる。
 世の中変わった人もいるもんだ。

 が、お手伝いさんに通された部屋には笑ってしまった。

 倉庫みたいな部屋でさ。パチ&スロの本がアホ見たく沢山あるの。
 本当に夫婦揃ってパチ&スロが好きなんだなあって思った。

 酔っ払った俺は、プロをつかまえて、
 「囲碁を教えてくれ」とせがんだ。まったく我ながらずうずうしい。
 ちなみに俺は囲碁のいの字も知らない。正直、五目並べすらあやうい。
 
 囲碁嬢が教えてくれた。
 囲碁嬢は「囲碁インストラクター」という肩書きで、その名の通り囲碁を教える
事を生業としているらしい。けっこう売れているそうで、週末などは、子供や
老人を相手に囲碁を教えるために地方に行く事が多いという。

 俺はかなり呑んでいたのでほとんど理解出来なかったけど、どうやら囲碁というのは
陣地取り合戦らしいという事だけわかった。

 翌朝、お手伝いさんに起こされた。お手伝いさんといっても、中学生くらいの女の子
で、プロ棋士になるために住み込みで修行しているとの事だった。
 プロを目指すなんて、よほど頭の良い娘なんだろうと思った。
 将棋の谷川名人が、「アニキは頭が悪いから東大へ行った」
 という言葉を残すくらいだから。囲碁にしろ将棋にしろプロを目指すのは凄い事なのだ。
 もちろん、ここでいう東大は最高学府の東京大学で、東経大の事ではない。 

 被害妄想かも知れないが、完全に蔑んだ目で見られたのが印象に残った。
 「この酔っ払いが」と言いたそうな目を今でも忘れることが出来ない。
 でも、朝メシはウマかった。ごちそうさまでした。

 囲碁嬢とはその後何度か連絡を取ったが、今では音信不通。
 最後に連絡を取ったのは、俺がTVチャンピオンで優勝した時。
 「俺、出てるから観てよ」って(笑)結果知っているクセに。

 変な意味はなく、何年かブリに連絡を取ってみたくなった。
 俺が引っ越したので、家が近所になったことだしね。
 懐かしいし、旦那プロの近況も知りたいし。皆で飲みたいし(結局これか)
 よし、今度電話してみようっと。

 あーあ、俺ナニやってんだろ。こんな長編ブログ書くヒマがあったら原稿を書けば
良いのに。なんか読書していたら猛烈に書きたくなっちゃったんだよね。
    
 さて、最後に告知です。
 明後日、5月18日(金)にイベント仕事をします。
 千葉県松戸市、楽園松戸店にて、だしまっせなるイベントをやります。
 相方はリスキー長谷川先輩です。
 聞くところによると相当な人気店との事。
 お近くの方は是非お早めにお越し下さいませ。稼働が凄いみたいなんで。
 俺たちは18時過ぎまでいると思います。


日記

囲碁嬢2

 囲碁嬢1の続き。

 後日、そのおネーチャンとパチンコデートをする事になった。
 
 今度は俺の得意分野であるパチンコに持ち込んでどうにかしてやろうという、
我ながら姑息な作戦である。

 そりゃあもう、得意分野ですからね。
 当然のごとく2人とも無事に勝利を収めましたよ。
 こういってはなんだが、俺の力でね。(我ながらイヤらしい)

 んで、近所のヤキトリ屋でメシを食いながらクダを巻いて(これがイカンのかも
、第一色気がない)後はもう・・・ぐっししっし。の予定。
 だが、そこで衝撃の告白が待っていた。

 「これ最初に言わないといけなかったんだけど、実はアタシ旦那がいるの」
 
 がーん!ショック!

 でもま、気持ちの切り替えが早いのが俺の良いところ。
 (かまわんですタイ!)
 なぜに九州弁なのかはわからんが、こう言おうと思った瞬間、

 「今度、旦那とも一緒に打ちましょ。旦那もパチ&スロ大好きなのよ」

 ・・・終わった。残念無念。巨乳の夢破れたり。

 さらに後日。仕方なく旦那と3人で打って、それからヤキトリ屋(なぜか囲碁嬢
と呑むといつもヤキトリ屋)に行った。我ながら何をやっているのやら。

 そこで、旦那さんが囲碁のプロ棋士だと言う事を聞かされる。日本棋院の立派な
名刺もくれたから、ハッタリではなさそうだ。
 それも9段だって。よくわからんけど若い(当時30歳弱)のに凄いなと思った。
 しかも、
 「昨日さ、アラジンAで6ツモって、マンハッセン(18000枚ね)出したよ!昨日まで
40万円くらい負けてたけどね、がはは」
 とか言う人で、スグに意気投合しちゃったんです。俺、ノンベエとギャンブラーとは
気が合うんですよ。その人、かなり良い人だったし。
 
 超ロングな前フリ、お待たせしました。そこで俺が言ったんです。
 「TVとか出ないんですか?」って。
 今でもたぶんあると思うけど、囲碁にもNHK杯ってのがあるらしい。
 彼が言うには、
 「9段だから出ようと思えば出れるけど、パチスロが忙しくてさ」
 だってさ。マジかよ!欲がない人だな。
 だって囲碁のプロの大会なんか優勝したら凄いんだよ。一番デカイ大会なんて
3千万円以上の賞金だし(当時。今は知らない)、名誉も仕事もついてくるんだよ。
 欲がないというか、もったいないというか。少しあきれたけど、この人良い人だと
思った。囲碁嬢に対する異性としての興味はまったくなくなった。

 ってか、ヤキトリ屋でクダ巻いてるギャンブラーがTVで大真面目に囲碁を
打っているところは観たかったなあ。今度チェックしてみようか(笑)

 が、話していて確かにプロの囲碁は凄いらしいってのは伝わった。
 対局のことを「手合い」というらしく、手合いがある時は一週間以上前から
調整をするそうだ。禁酒禁煙はもちろん、かなりストイックに過ごすみたい。
 つまり、対局を増やせば好きな事をする時間もないってこった。

 その日さんざん呑んだ俺は、どういう訳かその囲碁プロ夫婦の家に泊めて頂く
ことになったのだった・・。

 囲碁嬢3へ続く


日記

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