2006年6月13日(火曜日)

日工組の狙い

皆様ご無沙汰しておりました。死んではいないので、またスロ関係の話題を徐々にエントリーしていきます。

さて、みなし機撤去期限も迫る中、警察庁や業界内部では遊技機の低射幸化に向けて、色々な動きが出てきています。

まず、ホールにおいては一部で広まりつつある1円パチンコ10円スロットコーナーなど。現状のゲーム性やスペックを維持しつつ、ホール側の営業方針により射幸性を下げていく方向。
これはかなり歓迎すべき動きだと思います。今の時代時間つぶし感覚でパチンコ屋に行けませんものねぇー。少なくとも3万円くらいはないと気軽にパチンコすら出来ない状況は異常だと思います。ハイリスクハイリターンなものばかりですと、結局ユーザーの遊技感覚は薄れ、負けが続くと財布も気分的にも疲弊していきます。やはりターゲットを一律に絞るのではなく、幅広い顧客層を受け入れられる体制作りは大事だと思います。ま、目先の利益だけではなく、将来を見据えた長い期間で考えれば、決してマイナスになるとは思えません。この辺の私の見解は警察庁とも一致する部分です。

二つ目は日工組と日電協の対立の構図が浮き彫りになってきた事。
これは元々組合同士の連携がよく、警察庁の意向を出来るだけ配慮してきた日工組と、新規参入メーカーの増加や、売り上げ至上主義の浸透により、組合の本来の目的や機能が有名無実なものとなってしまっている日電協メーカーの温度差が顕著に現われた事例です。

シミュレーション試験の導入により、射幸性の牙を抜かれた感のある5号機ですが、短時間の瞬発力は一律にそがれても、法の解釈基準を逆手にとり、シミュレーション試験の機械割よりも実際の出玉率を高められる方法があるのは、皆さんもご存知だと思われます。

その代表格であるのが『ボンバーマンビクトリー』です。シミュレーション試験上ではRTパンク図柄(チェリー役)は確実に『取った』とされRTは終わってしまいます。しかし、実際のチェリーは三種類あり、そのうちどれが成立しているかはわからないので、プレイヤーはナビにより入賞を回避する事が出来ます。これがシミュレーション試験の出玉率より実際の出玉率が多いという逆転現象を引き起こし、本来『射幸性=大きな差玉』を抑える事を目的とした新規則の目的を根本から覆す布石になりえます。

この『ボンバーマンビクトリー』のシステムに対し、日工組から警察庁に質問状が出されました。ぶっちゃけて言えば、『こんな解釈でのスペックはアリなの』と言う質問です。警察庁も適合したものに対しての質問であるので、慎重に判断を下すのでしょうが、もし警察庁が『NG』という答えが出せば、検定取り消し処分も十分ありえます。日電協メーカーにすれば、課題の射幸性の向上に望みを繋ぐシステムの適合であっただけに、これは相当なダメージです。なぁなぁにしておきたい部分に対し、はっきりと白黒を出させるような質問ですから、この日工組質問状を迷惑この上ないものだと思っているパチスロメーカーが多数あるでしょうね。ちなみに『キューティーハニー』の自動停止で回避出来るRTパンク図柄に対しての質問も同時に出されていました。警察庁の対応が非常に気になるところですね。

射幸性に対する自主規制という枠組みで捉えれば、やはり日工組メーカーの足並みは揃っています。事実上パチンコでは射幸性に対する規制が緩和されたのに、最近では射幸性の低いパチンコ機の開発、発表が頻繁に行われています。いわゆる「ハネデジ」「普通機」などがそうです。これらは低投資で長い時間遊べるパチンコですね。

日工組メーカーがパチスロ業界に参入する動きは、これからどんどん増えていきます。5号機時代を向かえ、警察庁の意向を業界内に徹底させる事で、今もって射幸性追求型の日電協メーカーを縛り、パチスロ業界においても日工組の一時代を築こうという思惑があるのかも知れませんね。


パチスロ

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